体験記第8回「母さんまたイッてしまいましたー柏小町」の巻

 母さんお元気ですか。マンタローです。
実はこの間のお手紙に続きがあったのを書き忘れていました。
その答えとはこうです。
「私はもうあの頃の子供のままではない」

 

 何を分からないことを言っているのとお思いでしょう。 
子供の頃の「なんでだろう」という素直な気持ち、そのプロセスを捨
ててはなりません。
よしんば何もできない人間として烙印を押されようが、私自身は何も変わりはしません。
ただ私は…
あってはならないもの、あるというだけで許せないもの、そんな諸々のいつわりものに
流れる誘惑に負けなければ、閉じた心にあった美しいものがそれとしていっそう輝き放ち
はじめる。そう言いたかったのです。
きっと私の自我の境界線にはだらしないムスコ(ナニ)がだらだら遊んでいて、人生観を
半分狂わした挙げ句、行く先まで見誤らせると、そうお思いなのでしょう。
いいえ、むしろ私はソイツに自我の境界線を見ているのです。母さん。

 

  マンタローだって「こりゃあないぜ」!という現代社会に生きています。そこでは曇った
言語に被われ、頭を押さえ付けられた私たちの姿があります。幾重にもねじ巻かれた自我の
空洞をさまよわなければならないのみならず、自分の情熱や悲しみを増大させなければ、
自分が成りたたなくなる、もうこんな自分ではならないのだと思わせる、やはり悲しさ空しさ
に苦しんでいるものがひとりひとりなのです。思わず合掌(?)

 

  「う〜ん。要するに、私は結論としてラクがしたいのかな。」
鈍色の空がタケヤブのように焼けるまで、その答えを考えておきます。


 さて、それ以後も柏小町は私を本当に元気づけてくれています。
この間はかわいい子犬ちゃんのような女の子に首ったけになった自分がいました。
ももかちゃん。そんな名前でしたっけ。

 マンは、2足の鞋が向かない性分で、
複数の女性とつきあうことができません。だから
もつれた関係になるより、風俗でスカっとヌイ
ちゃいます。 (また能書きになっちゃいました)
あの日も、ももかちゃんと店を出てホテルまで
いく間、そんな一瞬の急かされた性行為に
心おどりながらうわの空の自分がいました。
(ヨリミチしない、ヨリミチしないさ)

何から逃げてるのだろう。
「そうだ。もっと自分を感じなければ。この
真っ昼間に人目も気にせず彷徨している自分が
いるのだ。境界からドロップアウトした、
素顔で丸腰のひとりの人間がいるのだ。」
情けない気分です。ちいちゃい男なんです。
そんな男に切り札なんて果たしてあるんで
しょうか。
いやあ、ないよ!なんて言ってしまいます。
けだるい風の向こう、誉れ高き存在に許された
自分が一瞬見えかくれしたのは、今日のネムケ
のせいでしょうか…。

 

 「どうだっていいじゃん」
ももかはふり向いてこう言った。
部屋に入る玄関のところで靴を揃えようとした私はたじろいだ。
私がさっき何か質問したのかもしれないと思い、確かめるように彼女を見つめ返した。

 ホテルの階段をのぼり詰めた私の息は、ほどなく干上がっていた。第一どうにもこの状況で
立派な男を演じるにはかなり難しかった。

 ひとさじのミルクを注いだようなブラウンの肌、夜とぎ話しも久しいしとねに転がりこむ
その素肌の照り返し、いとわろしいとわろし…(像に踏まれるように略)

痛いほどの視線が私を差し
ていた。私はのけぞった。
絡み付いた糸が一瞬出会ってまた解ける感じだった。
なぜこんなに切ない感じがするのか不思議だった。

 ああ、この女は口元のちょっと逆らったようなラインがかわゆいのだ。
その少しほどけたあたりからのぞく歯が艶めきながらも
どこかびっくりした小動物のようでたまらないのだ。
一つ謎が解けてまいりました母さん。

 「金がいいでスウ!」
女の表情はそんな色を曳いた。
(※金→先立つもの、モーレツに必要以上に人の心を掻き立てるもの、使い方に「ゼンアク」
がわかれる
もの、エロ玉に関係するものetcetc‥)

 「金がいいですう!こんなにこんなに金がいいですう!(目は語る)」
私は今日はシャワー室だなと思った。
ももかを脱がせると、軽くお尻を撫でながら一緒にシャワーを浴び、そこで寝そべらせた。

  私はももかが泳ぎ疲れた魚になるまで、高らかな気持ちで奉仕し続けた。ももかの欲する
とおりに、舌と手とおちんチンでじらしながら。その行為がももかにとって善いものとして
正当化されるまで、その体のどこか悲しくも激しい震えと求め
に答え続けた。


「いいの?いいの?いいの?いっちゃうよ!いっちゃうよ!!ああああ〜AHH!!!! 」


 ギリギリの境界線だった。このままこの女の子にのしかかってホレてしまうのは簡単だった。
こんな妄想を許して下さいお代官様。

 しかし私は「待って、それ以上はやめて」という声にならない声を聞いたのです。
本当に大人になるということは、けだしこういうことなのかもしれません。
私が行儀よく体をねじ曲げると、ももかはにじりよってきました。
火照った顔でアナルまで隈なく舐め回してもらったあと、3合目のフェラにていっちゃいました。
今思い返しただけでも、指先のねっとりとした感覚で勃起しちゃいます。
私は死ぬまでこんな性欲の洪水を抱えていくのでしょうか。それでいいんでしょうか。

最後になりましたが、この女の子にこれからも終わらない夏が続くことを願ってやみません
母さんお休みなさい。




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